/* 記事の一部表示 */

近代戦争~山水の間に高蹈長嘯せんのみ~

製作した近代戦争動画の補足説明を中心に、使用したソフトやその他思いついたことを記事にしています。

戊辰戦争動画(第2弾・鳥羽伏見の戦い、阿波沖海戦)の紹介

戊辰戦争動画(第2弾・鳥羽伏見の戦い阿波沖海戦)をご紹介します。

 

 


戊辰戦争 (02・鳥羽伏見の戦い、阿波沖海戦) / Boshin War

 

 

第2弾以降より、戦争の具体的な推移についてご紹介していく予定です。

戊辰戦争鳥羽伏見の戦い会津戦争上野戦争箱館戦争等々と戦闘続きなイメージが強いと思いますが、実は1年以上も続く長い戦争の中の一部であり、新政府軍が日本という国の代表であることを知らしめるための政争が大半を占めます。

対内的には朝廷の力による佐幕藩の恭順工作、対外的には神戸事件や堺事件等の処理交渉といった内容です。

 

 第2弾は激しい戦闘シーンを表現していますが、第3弾は一転して上記のような出来事の羅列となります。

また、戊辰戦争の始まりは鳥羽伏見の戦いと認識している方がほとんどと思いますが、実は前年の江戸薩摩藩邸(三田)焼討ち事件後に、旧幕軍(回天丸)と薩摩藩(翔凰丸)は江戸湾*1沖で既に武力衝突しています。

さらに、鳥羽伏見の戦いと同時期に紀伊水道で開陽丸と翔凰丸、春日丸が武力衝突しています*2

これらの内容は是非動画にてご確認ください。

 

f:id:ripplering-1969:20181017220851p:plain

 

↓はげみになりますので、是非ポチッと押していただけますと幸いです。

にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村

 

*1:現在の東京湾

*2:阿波沖(兵庫沖)海戦

戊辰戦争動画(第1弾・幕末、戦争勃発まで)の紹介

新シリーズである戊辰戦争動画(第1弾・幕末、戦争勃発まで)をご紹介します。

 

 


戊辰戦争 (01・幕末、戦争勃発まで) / Boshin War

 

 

”幕末”とタイトルで銘打っていますが、本筋はあくまで戊辰戦争ですので、かなりザックリとした内容です。

 

戊辰戦争の近因は、江戸での相楽総三らの挑発行為に庄内藩等が乗ってしまい、大阪城旧幕兵達が呼応したためではありますが、渦中の薩摩藩は攪乱工作を停止するよう命令していたと云います。

 

その後、鳥羽伏見の戦いが勃発するわけですが、個人的に最も評価されるべきなのは大村藩兵50名と思っています*1

 

詳しい内容については、是非動画をご視聴ください。

 

f:id:ripplering-1969:20181014153454p:plain

 

↓はげみになりますので、是非ポチッと押していただけますと幸いです。

にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村

 

*1:その理由は動画を視ていただけると分かります。

ペリリューの戦い動画に使用した資料・BGMとりまとめ

ペリリューの戦い動画(前半・後半)の参考文献や使用BGMをここにとりまとめておきます。

 

 

参考文献

国内

船坂弘「秘話パラオ戦記 玉砕戦の孤島に大義はなかった」【2016年】『(旧)光人社

船坂弘「血風ペリリュー島 この闘魂を見よ!」【1981年】『堯文社』

船坂弘「英霊の絶叫 玉砕島アンガウル戦記」【1996年】『(旧)潮書房光人社

 あの『サイボーグ』『不死身』と云われ、ペリリュー島のお隣「アンガウル島」で戦った船坂弘さん著の体験記・戦記です。本動画と戦場は異なりますが、アンガウル島ペリリュー島の様に圧倒的な戦力差のなか、歩兵第59連隊第1大隊は果敢に米軍と戦っていました。また、本動画でも紹介した通り、アンガウル島で戦っていた米軍の山猫部隊は、ペリリュー島に援軍として上陸し、第1師団から戦線を引き継いでいます。

f:id:ripplering-1969:20180729200339j:plain


 

books.rakuten.co.jp


 

 

日本の戦争 勝利と敗北近代日本の挑戦! (別冊歴史読本)【2006年】『新人物往来社

 ペリリューの戦い先の大戦だけでなく、明治以降の外国との戦争史を解説しています。初心者向けで分かりやすいです。


 

 

堀栄三「大本営参謀の情報戦記 情報なき国家の悲劇」【1996年】 『文藝春秋

 「マッカーサー参謀」と云われた、米軍の侵攻パターンを情報の収集・分析により的確に予測した堀栄三さん著の回顧録です。先の大戦は、米軍による暗号解読や旧日本軍部内の情報流出など、情報戦で惨敗したと云われていますが、それをリアルに感じていた著者による教訓は、現在も情報に弱い日本にとって非常に貴重な”情報”であると思います。


 

 

太平洋戦争研究会「戦略・戦術でわかる太平洋戦争―太平洋の激闘を日米の戦略・戦術から検証する (学校で教えない教科書)」【2002年】『日本文芸社

 内容はそこまで深くはありませんが、先の大戦を俯瞰的に理解するのにお勧めです。


 

 

相馬栽「太平洋戦争の現場がわかる本」【2005年】『 チェリーハウス』

 イラストや写真、図が豊富で、また3D立体マップによる図解もあるので、非常に分かりやすいです。


 

 

海外(米国)

ユージーン・B・スレッジ 「ペリリュー・沖縄戦記」【2008年】『講談社

 本動画でも登場した、実際にペリリュー島で『第1海兵師団 第5海兵連隊 第3大隊』に迫撃砲隊の1等兵として従軍し、水戸歩兵第2連隊と戦った著者による体験記です。米軍側の視点で、実際にあの戦場を体験した内容が綴られている貴重な文献です。本動画で最も参考とした文献でもあります。


 

 

チェスター・W・ニミッツ他「ニミッツの太平洋海戦史」【1992年】『恒文社』

 こちらも米軍側の視点で、また海軍の最高司令官である著者による先の大戦の海戦に関する貴重な資料です。本著は多くの方が読まれたのではないでしょうか。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ニミッツの太平洋戦史【中古】
価格:15800円(税込、送料別) (2018/7/29時点)


 

 

ジェームズ・H・ハラス「ペリリュー島戦記 珊瑚礁の小島で海兵隊員が見た真実の恐怖」【2010年】『潮書房光人新社

 米軍の実戦経験者が語った生の証言を綴った内容で、かなり貴重な文献です。本文献も動画制作の上でかなり参考としました。


 

 

ブログ

 海外のブログですが、図や内容が事細かに掲載されていましたので、参考としました。

 

Brigadier General Gordon D. Gayle USMC (Ret)「BLOODY BEACHES: The Marines at Peleliu」

BLOODY BEACHES: The Marines at Peleliu

 

Jerry Holden「The Approach to the Philippines」

HyperWar: US Army in WWII: The Approach to the Philippines

 

The Stamford Historical Society「Pride and Patriotism: Stamford’s Role in World War II Online Edition The Battle of Peleliu」

The Stamford Historical Society, Pride and Patriotism: Stamford's Role in World War II, Battles: Peleliu

 

篠原直人「空のカケラ ライブラリ」

 写真の引用や、その他、旧日本兵や米兵の方のエピソード等が掲載されていましたので、参考としました。写真の引用について快諾していただき、深く感謝いたします。

ペリリュー島: 空のカケラ ライブラリ 篠原直人ブログ

 

その他

 本動画制作時には出版されていなかったため、参考とはしていませんが、お勧め本なのでここに掲載しておきます。

岡村青 「サクラサクラサクラ 玉砕ペリリュー島 生還兵が伝える日本兵の渾身の戦い」【2018年】『潮書房光人新社


 

 

平塚 柾緒「玉砕の島 ペリリュー 生還兵34人の証言」【2018年】『PHP研究所

 ペリリューの戦いを生き残った34名の旧日本兵の方々(三十四会)による証言です。タイトルを読むだけで非常に貴重な内容が掲載されていることが分かりますね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

玉砕の島 ペリリュー 生還兵34人の証言 [ 平塚 柾緒 ]
価格:2052円(税込、送料無料) (2018/7/29時点)


 

 

武田一義「ペリリュー 楽園のゲルニカ」【2016年~】『白泉社

 こちらは現在も刊行中の漫画で、かわいいキャラクターとは裏腹にペリリュー島での過酷な戦いの様子を綴っています。


 

 

使用BGM

 

前半

  • Collapse(Presence of Music)
  • 夜半ノ月~唐傘(甘茶の音楽工房)
  • Save the world(Presence of Music)
  • Epic Battle and Warfare(Voytek Pavlik)

 

後半

  • apollo(甘茶の音楽工房)
  • squall(甘茶の音楽工房)
  • Compensation(Presence of Music)
  • Soldiers(Presence of Music)
  • 大樹-その旅の終わりに-(秋山裕和)

 

↓素晴らしいランキングに飛びます。

にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村

 

西南戦争動画に使用した資料・BGMとりまとめ

西南戦争動画シリーズ(第1弾~第11弾)の参考文献や使用BGMをここにとりまとめておきます。

 

 

参考文献

井元正流「種子島人列伝」【2003年】『南方新社

 種子島士族・河東祐五郎が登場し、田原坂の戦いの様子等が詳細に記録されています。

大久保利謙「幕末維新の洋学」【1986年】

 本書は、大久保利通の孫である歴史学者大久保利謙が記したもので、鹿児島等の地方洋学について詳細に記載されています。戦争自体に関係ありませんが、従軍医師についてや博愛社(現:日本赤十字社)設立に関連して参考としました。

幕末維新の洋学 大久保利謙歴史著作集 5

海軍省編「西南征討志」【復刻1987年(1885年初版)】『青潮社』

西南征討志

鹿児島県「鹿児島県史料(西南戦争1-4)」【1977-2007年】『鹿児島県歴史資料センター黎明館』

鹿児島県史料西南戦争 2

加治木常樹「薩南血涙史」【復刻1988年(1912年初版)】『青潮社』

 本書は、西郷軍に従軍した加治木常樹が記したものです。

薩南血涙史

川口武定「従征日記」【復刻1988年(1878年初版)】『青潮社』

従征日記

川崎三郎「西南戦史」【復刻1977年(1900年初版)】『大和学芸社』

西南戦史

黒竜会「西南紀伝」【1909-1911年】『黒竜会本部』

 本書は明治時代に創刊されたことでも分かる通り、現代語訳しつつ読む必要があり、理解するのに非常に骨が折れます。しかし、上中下巻全てが国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧することができ、情報量が豊富かつ詳細です。本動画では、部隊配属や進軍経路等の参考としました。

国立国会図書館デジタルコレクション - 西南記伝. 上巻1

国立国会図書館デジタルコレクション - 西南記伝. 上巻2

国立国会図書館デジタルコレクション - 西南記伝. 中巻 1

国立国会図書館デジタルコレクション - 西南記伝. 中巻 2

国立国会図書館デジタルコレクション - 西南記伝. 下巻 1

国立国会図書館デジタルコレクション - 西南記伝. 下巻 2

佐々友房・古閑俊雄「戦砲日記」【復刻1987年(1891年初版)】『青潮社』

 本動画でも度々登場した熊本隊の佐々友房と同隊員の古巣俊雄が記録したもので、特に熊本隊の戦争記や熊本隊から見た薩摩軍に対する考えが掲載されています。やはり実際に西南戦争に従軍した方々の体験記は臨場感あって参考になりますね。

西南の役 戦袍日記 全二巻 復刻版

司馬遼太郎「飛ぶが如く」【1975-76年】『文藝春秋

 大半の人が西南戦争の内容といえば、本小説の内容を思い浮かべるのではないでしょうか。ただ、司馬史観と揶揄されているように物語としては非常に面白いのですが、創作と史実が入れ混じっているので、間違った情報を収集してしまいかねません。それでも読み手が引き込まれるほど小説内の人物が発する言葉ややり取りが秀逸なので、本動画ではその部分を主に参考としました。


 

竹内昭・佐山二郎「日本の大砲」【1986年】『出版協同社』

内務省警視局「内務省警視局職員録」【1877年】『内務省警視局』

 警視隊、特に田原坂の戦いで大活躍した抜刀隊の編成が掲載されています。国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧することができ、参考としました。

国立国会図書館デジタルコレクション - 内務省警視局職員録. 明治10年5月改正

陸上自衛隊北熊本修親会「新編西南戦史」【1977年】『原書房

 本書は官軍側の部隊配置や組織について参考としました。

矢野宏治「薩摩維新秘録-ぼっけもん邊見十郎太」【2005年】『原書房

 本動画で最も登場したであろう辺見十郎太の生涯に関する内容が記されています。動画では猛将の部分にフォーカスした作りとしましたが、実はかなりの智将でもあります。本書ではその内容が記されており、一読をお勧めします。ちなみに著者の矢野さんは、辺見十郎太の姪のお孫さんです。


 

 

使用BGM

第0弾(ダイジェスト版)

  • 受け継がれた想い(秋山裕和)

第1弾(戦争勃発まで)

  • 創国の夜明け(秋山裕和)
  • 飛翔(秋山裕和)
  • 騎士団と少年(秋山裕和)
  • 作戦会議(秋山裕和)
  • 荒野を歩む者(秋山裕和)

第2弾(戦争勃発から田原坂の戦いまで)

第3弾(衝背軍上陸から宇土・堅志田の戦いまで)

  • 靄中の刺客(秋山裕和)
  • 進撃の号令(秋山裕和)
  • 草原をゆく(秋山裕和)
  • One'sbelieves(秋山裕和)
  • 試練との対峙(秋山裕和)

第4弾(八代急襲から緑川の戦いまで)

  • 砂塵の城塞(秋山裕和)
  • 時代の再臨(秋山裕和)
  • Recapture(Presence of Music)
  • Combat(Presence of Music)
  • Charge(Presence of Music)
  • 竜の嘶き(秋山裕和)

第5弾(熊本城解放から城東会戦まで)

  • Trap(Presence of Music)
  • Combat(Presence of Music)
  • Fight(Presence of Music)
  • 騎士団(DOVA-SYNDROME)

第6弾(人吉攻防戦)

  • Collision(Presence of Music)
  • 風嵐神(ajapaのBGM)
  • タイタンフィート(DOVA-SYNDROME)

第7弾(大口の戦いから日向への敗走まで)

  • Battle(Presence of Music)
  • motivation-epic(AudioJungle)
  • battle(AudioJungle)
  • orchestral_mission(DOVA-SYNDROME)
  • Ready for the Battle(DOVA-SYNDROME)

第8弾(都城の戦いから宮崎への撤退まで)

  • Briefing Room(REV Music Production)
  • the second break(DOVA-SYNDROME)
  • ドラゴンウィンド(DOVA-SYNDROME)
  • Tenseness(DOVA-SYNDROME)
  • 黒竜の咆哮(DOVA-SYNDROME)
  • シネマティックトレイラー1(DOVA-SYNDROME)

第9弾(日向北走から和田越の戦いまで)

  • オーケストラ17(魔王魂)
  • Movie image1(DOVA-SYNDROME)
  • ドラゴンウィンド(DOVA-SYNDROME)
  • オーケストラ25(魔王魂)
  • オーケストラ11(魔王魂)
  • Samurai Moon(DOVA-SYNDROME)

第10弾(薩軍解散・可愛岳突破から帰薩まで)

  • Conclusion(Presence of Music)
  • 軍略の音律(秋山裕和)
  • Obstacle(Presence of Music)
  • Secret Maneuvers(Ucchii0-うっちーゼロ)
  • Warrior Strife(Youtubeオーディオライブラリ)
  • 戦闘空域(DOVA-SYNDROME)
  • 心の行方(Naoki Hirai)

第11弾(城山籠城戦から戦争終結まで)

  • 時空の風(天地雅楽
  • Bushido(PeterRoe Feat.UyangaBold)
  • HonorableDeath(PeterRoe Feat.UyangaBold)
  • 志は死なない(秋山裕和)

 

 

↓素晴らしいランキングに飛びます。

にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村

 

↓素晴らしいランキングに飛びます。

にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村