近代史動画←GoogleEarth+R+ArcGIS+VideoStudio

制作した近代史動画を中心に、使用したソフト(GoogleEarth、R、ArcGIS、VideoStudio)を紹介していきたいと思います。

スタンドアロンPCでのGoogleEarthPro(最新バージョン)の使い方

動画制作に使用しているソフトの備忘録を書こうと意気込んでブログを開設しましたが、ようやく記事を書こうと思い立ちました。

(元々面倒くさがりでSNSはおろかプライベートなLINEやメールさえ続かない・・。)

 

といっても、動画制作には全く関係ないスタンドアロンPC(ネットワークに繋がっていないPC)でのGoogleEarthの使い方について、キャッシュの保存も含めて記録しておくといったものです。

 

仕事で、スタンドアロンPCでGoogleEarthProを(しかも高解像度の衛星画像を利用して)使用する必要があり、ネットで色々調べたところ、旧バージョン?の方法は2記事くらい出てきましたが、現バージョンでの方法がなかったため、試行錯誤して独自に方法を構築した、という感じです。

 

ちなみに、GoogleEarthProは、現時点では無料でダウンロードが可能です。

  

 

1.概要

 

PCがオフライン状態、つまりスタンドアロンPCの場合でも、GoogleEarthを起動し、特定の範囲において高解像度の衛星画像を表示する設定方法について紹介します。

GoogleEarthは、表示されている範囲の衛星画像をサーバから取得し、スムーズに表示できるようローカルにキャッシュとして保存しています。この仕組みを利用して、必要な範囲のキャッシュデータをあらかじめ取得及びバックアップしておき、オフラインでGoogleEarthを使用する際にキャッシュデータを適用させることで、高解像度の衛星画像を表示することが可能となります。

なお、キャッシュデータを取得したPCとオフラインでキャッシュデータを適用させてGoogleEarthを使用するPCは同一である必要があります(=別のPCで取得したキャッシュデータを適用させることはできません)。

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2.キャッシュデータの取得

 

①PCがオンラインの状態でGoogleEarthを起動します。

 

②メニューの[ツール]→[オプション]でオプションダイヤログを起動します。 f:id:ripplering-1969:20170918142036p:plain

 

③[キャッシュ]タブの『メモリキャッシュを消去』『ディスクキャッシュを消去』のボタンをクリックして、ローカルに保存されている既存のキャッシュデータを消去します。

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④『メモリキャッシュサイズ』『ディスクキャッシュサイズ』をそれぞれ『1024MB』『2048MB』に設定します。

※『メモリキャッシュサイズ』『ディスクキャッシュサイズ』の記載数値を超えるキャッシュデータが作成された場合、GoogleEarthは、最も古いキャッシュデータを自動削除してしまうため、設定可能な数値の最大値を示す上記を推奨します。

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⑤高解像度の衛星画像が必要な範囲を順に表示してキャッシュデータを作成します。

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f:id:ripplering-1969:20170918142832p:plain 自動的に衛星画像キャッシュを取得する方法

高解像度の衛星画像を必要とする範囲が非常に広大である等の場合、手動で衛星画像を表示する方法では膨大な作業の手間を要します。そこで、GoogleEarthのツアー機能を利用して自動的に衛星画像を順に表示する方法を紹介します。

 

Ⅰ.GoogleEarth上で新規作成する、kmlファイルを読み込む等により、表示したい範囲を示すアイテムを準備します。

※アイテムは目印・ポリゴン・パス、どれでもよいです。

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Ⅱ.メニューの[ツール]→[オプション]の[ツアー]タブでアイテム間のジャンプ時間及び各アイテムの表示(待機)時間を設定します。

※大体の目安はアイテム間の時間0秒、待機時間10秒ですが、PC及び周辺環境等でキャッシュの取得時間が異なるため、各々で調整する必要があります。

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Ⅲ.『場所』ウィンドウに表示されているアイテムの上位フォルダを選択し、『ツアー再生』ボタンをクリックします。

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3.キャッシュデータのバックアップ

 

⑥以下のパスに作成されたキャッシュデータを含む「unified_cache_leveldb_leveldb2」フォルダを任意の場所にバックアップします。

 

C:\Users\[ユーザ名]\AppData\LocalLow\Google\GoogleEarth\unified_cache_leveldb_leveldb2

 

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※この場所とキャッシュデータファイルが、旧バージョンでは違っていました。

 

4.オフラインでのGoogleEarthの操作

 

⑦PCがオンラインの状態で起動中のGoogleEarthに対して、オフライン状態に変更すると、その時点で「unified_cache_leveldb_leveldb2」フォルダに保存されているキャッシュデータを読み込み、オフラインでもGoogleEarthを使用することができます。

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5.バックアップキャッシュデータの適用

 

「unified_cache_leveldb_leveldb2」フォルダ内のキャッシュデータが、でバックアップしたキャッシュデータから変更・更新された場合や、そもそもキャッシュデータが存在しない場合等に、バックアップしたキャッシュデータを適用させ、GoogleEarthで表示する方法を紹介します。

 

でバックアップしたキャッシュデータをコピーし、GoogleEarthキャッシュデータ格納フォルダ「unified_cache_leveldb_leveldb2」に上書きします。

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⑧PCがオンラインの状態でGoogleEarthを起動します。

※この時点でPCがオフラインの状態で起動すると、⑧で上書きしたキャッシュデータがリフレッシュ(消去)されるため、必ずオンラインの状態で起動する必要があります。

 

⑨GoogleEarthを起動させた状態で、PCをオフラインに変更します。

 

⑩GoogleEarthを終了します。

 

⑪以後、PCがオフラインの状態でもGoogleEarthを起動することができ、バックアップキャッシュデータを読み込むことが可能となります。

※キャッシュデータを変更する場合は、必ず⑧以降の手順を行う必要があります。

※PCがオフラインの状態でGoogleEarthを起動すると、オフライン関係のエラーダイヤログが表示されますが、全て無視してください。

 

以上で、手順は終了です。

文章にするとなかなか手順が多くて大変・・(実際操作するときも大変ですが)。

しかし、SIMを入れていないデバイスや山登り等でネットワークが通じない場所では、非常に有用であると思いますので、是非試してみてください。