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制作した近代史動画を中心に、使用したソフト(GoogleEarth、R、ArcGIS、VideoStudio)を紹介していきたいと思います。

西南戦争動画(第7弾・大口の戦いから日向への敗走まで)の紹介

先週にアップした西南戦争動画第7弾(大口の戦いから日向への敗走まで)について紹介します。

 


西南戦争(07・大口の戦いから日向への敗走まで) / Satsuma Rebellion

 

 

人吉攻防戦に決着がつき、村田新八率いる薩軍は人吉(熊本県)から南下して加久藤越(現宮崎県えびの市)方面に撤退します。

一方で、人吉より南西方面に位置する大口(現鹿児島県伊佐市)では、辺見十郎太率いる雷撃隊が官軍3旅団(第2旅団・別働第2・3旅団)と激戦を繰り広げています。

当初、大口での戦いは雷撃隊vs川路利良率いる別働第3旅団で兵数も同等であったため、戦闘指揮に特段優れている辺見側が優勢でしたが、増援された第2・3旅団により、劣勢に変わります(※動画第6弾参照)。

そして人吉陥落後、別働第2旅団も加わり、雷撃隊だけでなく熊本隊も奮戦しますが、遂には大口の撤退を余儀なくされます。

このとき辺見は、田原坂・吉次峠の戦いで散っていった多くの私学校徒(兵児)がいれば・・・と陥落した高熊山を仰ぎながら嘆き、老松の傍らで泣いたと云われています。その老松は「十郎太の涙松」と呼ばれ、明治42~3年頃の落雷で枯死し、現在はないそうです。

人吉・大口が陥落し、村田は次の手として都城を基点に各隊を配置し、官軍を迎え撃つ作戦を立てました。都城は動画にもあるように、霧島山地や鰐塚山地に囲まれ、大淀川の侵食によって形成された広大な都城盆地にあります。

背後の宮崎には西郷隆盛桐野利秋率いる薩軍本営が設置されており、官軍の進軍を阻止する最期の砦といえ、地形的にも守備に適した場所です。

 

 

スタンドアロンPCでのGoogleEarthPro(最新バージョン)の使い方

動画制作に使用しているソフトの備忘録を書こうと意気込んでブログを開設しましたが、ようやく記事を書こうと思い立ちました。

(元々面倒くさがりでSNSはおろかプライベートなLINEやメールさえ続かない・・。)

 

といっても、動画制作には全く関係ないスタンドアロンPC(ネットワークに繋がっていないPC)でのGoogleEarthの使い方について、キャッシュの保存も含めて記録しておくといったものです。

 

仕事で、スタンドアロンPCでGoogleEarthProを(しかも高解像度の衛星画像を利用して)使用する必要があり、ネットで色々調べたところ、旧バージョン?の方法は2記事くらい出てきましたが、現バージョンでの方法がなかったため、試行錯誤して独自に方法を構築した、という感じです。

 

ちなみに、GoogleEarthProは、現時点では無料でダウンロードが可能です。

  

 

1.概要

 

PCがオフライン状態、つまりスタンドアロンPCの場合でも、GoogleEarthを起動し、特定の範囲において高解像度の衛星画像を表示する設定方法について紹介します。

GoogleEarthは、表示されている範囲の衛星画像をサーバから取得し、スムーズに表示できるようローカルにキャッシュとして保存しています。この仕組みを利用して、必要な範囲のキャッシュデータをあらかじめ取得及びバックアップしておき、オフラインでGoogleEarthを使用する際にキャッシュデータを適用させることで、高解像度の衛星画像を表示することが可能となります。

なお、キャッシュデータを取得したPCとオフラインでキャッシュデータを適用させてGoogleEarthを使用するPCは同一である必要があります(=別のPCで取得したキャッシュデータを適用させることはできません)。

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2.キャッシュデータの取得

 

①PCがオンラインの状態でGoogleEarthを起動します。

 

②メニューの[ツール]→[オプション]でオプションダイヤログを起動します。 f:id:ripplering-1969:20170918142036p:plain

 

③[キャッシュ]タブの『メモリキャッシュを消去』『ディスクキャッシュを消去』のボタンをクリックして、ローカルに保存されている既存のキャッシュデータを消去します。

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④『メモリキャッシュサイズ』『ディスクキャッシュサイズ』をそれぞれ『1024MB』『2048MB』に設定します。

※『メモリキャッシュサイズ』『ディスクキャッシュサイズ』の記載数値を超えるキャッシュデータが作成された場合、GoogleEarthは、最も古いキャッシュデータを自動削除してしまうため、設定可能な数値の最大値を示す上記を推奨します。

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⑤高解像度の衛星画像が必要な範囲を順に表示してキャッシュデータを作成します。

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f:id:ripplering-1969:20170918142832p:plain 自動的に衛星画像キャッシュを取得する方法

高解像度の衛星画像を必要とする範囲が非常に広大である等の場合、手動で衛星画像を表示する方法では膨大な作業の手間を要します。そこで、GoogleEarthのツアー機能を利用して自動的に衛星画像を順に表示する方法を紹介します。

 

Ⅰ.GoogleEarth上で新規作成する、kmlファイルを読み込む等により、表示したい範囲を示すアイテムを準備します。

※アイテムは目印・ポリゴン・パス、どれでもよいです。

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Ⅱ.メニューの[ツール]→[オプション]の[ツアー]タブでアイテム間のジャンプ時間及び各アイテムの表示(待機)時間を設定します。

※大体の目安はアイテム間の時間0秒、待機時間10秒ですが、PC及び周辺環境等でキャッシュの取得時間が異なるため、各々で調整する必要があります。

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Ⅲ.『場所』ウィンドウに表示されているアイテムの上位フォルダを選択し、『ツアー再生』ボタンをクリックします。

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3.キャッシュデータのバックアップ

 

⑥以下のパスに作成されたキャッシュデータを含む「unified_cache_leveldb_leveldb2」フォルダを任意の場所にバックアップします。

 

C:\Users\[ユーザ名]\AppData\LocalLow\Google\GoogleEarth\unified_cache_leveldb_leveldb2

 

f:id:ripplering-1969:20170918145512p:plain

 

※この場所とキャッシュデータファイルが、旧バージョンでは違っていました。

 

4.オフラインでのGoogleEarthの操作

 

⑦PCがオンラインの状態で起動中のGoogleEarthに対して、オフライン状態に変更すると、その時点で「unified_cache_leveldb_leveldb2」フォルダに保存されているキャッシュデータを読み込み、オフラインでもGoogleEarthを使用することができます。

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5.バックアップキャッシュデータの適用

 

「unified_cache_leveldb_leveldb2」フォルダ内のキャッシュデータが、でバックアップしたキャッシュデータから変更・更新された場合や、そもそもキャッシュデータが存在しない場合等に、バックアップしたキャッシュデータを適用させ、GoogleEarthで表示する方法を紹介します。

 

でバックアップしたキャッシュデータをコピーし、GoogleEarthキャッシュデータ格納フォルダ「unified_cache_leveldb_leveldb2」に上書きします。

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⑧PCがオンラインの状態でGoogleEarthを起動します。

※この時点でPCがオフラインの状態で起動すると、⑧で上書きしたキャッシュデータがリフレッシュ(消去)されるため、必ずオンラインの状態で起動する必要があります。

 

⑨GoogleEarthを起動させた状態で、PCをオフラインに変更します。

 

⑩GoogleEarthを終了します。

 

⑪以後、PCがオフラインの状態でもGoogleEarthを起動することができ、バックアップキャッシュデータを読み込むことが可能となります。

※キャッシュデータを変更する場合は、必ず⑧以降の手順を行う必要があります。

※PCがオフラインの状態でGoogleEarthを起動すると、オフライン関係のエラーダイヤログが表示されますが、全て無視してください。

 

以上で、手順は終了です。

文章にするとなかなか手順が多くて大変・・(実際操作するときも大変ですが)。

しかし、SIMを入れていないデバイスや山登り等でネットワークが通じない場所では、非常に有用であると思いますので、是非試してみてください。

 

 

ペリリューの戦い動画の紹介

今回は、「ペリリューの戦い」動画を紹介します。

前半・後半の二部作です。

 


ペリリューの戦い(前半) / Battle of Peleliu

 

 


ペリリューの戦い(後半) / Battle of Peleliu

 

 

2006年に公開された「父親達の星条旗」「硫黄島からの手紙」で一気に有名となった硫黄島戦ですが、その前哨戦であるペリリュー島での戦いです。

ペリリューの戦い」と聞くと、本営が『玉砕』を許さず、徹底抗戦を強要した”狂気の戦場”(某NHKでそう謳っていましたが)というイメージが強いかと思います。

たしかに、日米ともに多くの方々が死に、戦後も多くの米兵の方々が心的ショックを受けており、「二度と同じ戦争を起こしてはいけない」という教訓題材として重要な戦いと認識しています。

しかし、それだけでは、日本から遠く離れた孤島で、「国」のため「次の世代」のためと文字通り必死に戦った日本守備隊の想いを無下にしている気がしてなりません。

この戦いにおける日本守備隊と現地民の美談まで主張しようとは思いませんが(そもそも事実か微妙で実際には現地民で犠牲になった方々もおられる)、米軍の予定を大きく狂わせ、恐怖させた先人達がいたことに誇りを持ち、現代抱えている問題も先人達に恥じない行動をとりたいと考えるくらいはしたいものです。

 

ちなみに、前半を公開した日は終戦日、後半を公開した日はペリリューの戦い開戦日(正確には米軍上陸日)です。

 

 

 

 

西南戦争(第6弾・人吉攻防戦)の紹介

かなり遅くなりましたが、西南戦争(第6弾・人吉攻防戦)の動画を紹介します。

 


西南戦争(06・人吉攻防戦) / Satsuma Rebellion

 

 

これまで(第1~5弾)のなかで最もよい出来に仕上がりました。

特に後半部分(Youtubeのサムネイル部分など)は地形のグラフィックが綺麗で気に入っています。

 

人吉は、九州山地の一部・肥薩火山群(国見山地)に囲まれた人吉盆地で、薩軍はこの天然要塞で再起をはかろうとします。しかし、天然要塞に見えるこの場所は、実は「球磨川道」や「五家荘道」など、東西南北に人吉に通じる山道があり、寧ろ防戦するには不向きです。

山地自体も1,000mを超えるものはなく、主要道を通るのであればそこまで大変ではなかったはず(※薩軍が官軍との接触を避けるために通った椎葉越えはまた別ですが)。

薩軍もすぐにそれに気付き、とりあえず官軍がまだ手薄な宮崎を目指します。

 

 

西南戦争動画(第3~5弾)

西南戦争動画(第3~5弾)を紹介します。

 

これまで拮抗していた薩軍と官軍の戦況が変わる転機となった「衝背軍上陸」から、八代急襲・緑川の戦い・約2ヶ月にも及ぶ熊本城籠城戦を経て、城東会戦までの動画です。

 

3次元の地形上から鳥瞰的に見ると、両軍の動きがよく分かります。

 

西南戦争(03・衝背軍上陸から宇土・堅志田の戦いまで)/ Satsuma Rebellion

 

 

 

 西南戦争(04・八代急襲から緑川の戦いまで)/ Satsuma Rebellion

 

 

 

 西南戦争(05・熊本城解放から城東会戦まで)/ Satsuma Rebellion

※フォントが見難いというコメントをいただいたので、見やすいものに変更しました。

 

 

 

西南戦争動画(第1弾・第2弾)

 

 

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西南戦争について動画を製作しました。

西南戦争が勃発するまでをストーリー形式で分かりやすく紹介しています。

また、戦争勃発後の薩軍・官軍の動きを3D地形上で紹介しています。

よかったら是非視聴してみてください。

→ 西南戦争勃発まで: 

 

 

→ 西南戦争勃発から田原坂の戦いまで: